新飛行経路の運用開始発表を受けて

国土交通省より2020年3月29日より新飛行経路の運用が正式に発表をされた。航路下の自治体から理解を得られたとの発表であったが、時間的にこの時期より運用を開始することは当初の予定であったのであろう。政権与党に所属している地方議員として、近隣住民の皆さんの意を受け、議長時代においても教室型の説明会を開催するように当時の国交省の星室長に迫ったことなど、出来る限りの行動をしてきたつもりであり、地方選後も山田美樹事務所において地域町会・自治会長にお越し頂き、国交省職員との意見交換の場も設けさせて頂いた。その中で、区民の想いを考えれば行政側もこの時点で何も言わずに簡単に理解を示したとは思えないし、地域の皆さんにもまだまだ理解を得られていない状況での発表のように感じる。この件については武井雅昭港区長がコメントを出されているので掲載をさせて頂きます。今月初めに交通環境特別委員会で福岡空港を視察して、情報を得てきているようですし、その報告も受けたいと考えます。これまで通り、国交省には住民の皆さんに丁寧な説明を行い、理解を得られるよう努めて頂きたいと強く要望してまいります。


羽田空港における新飛行経路の運用開始・国際線増便について
武井雅昭港区長のコメント 本日、国土交通省から、2020年3月29日より新飛行経路の運用を開始し、羽田空港において国際線を増便することが発表されました。

区はこれまで国に対して、区民に対する教室型説明会の開催や安全対策、騒音対策等の様々な取組について要請してまいりました。

その結果、区内各地区で教室型説明会が開催されたほか、新聞広告等のマスメディアを活用した広範囲な情報提供、落下物防止対策基準の義務付けや駐機中の機体チェックの強化等の安全対策、飛行高度の引き上げによる騒音軽減等の方策が講じられました。

一方で、区民からは、依然として落下物や騒音等に対する不安の声が寄せられており、区としては、新飛行経路案に関する情報等の周知が十分ではないと考えております。

このため、区は、区民の安全安心と生活環境を守る立場から、引き続き、国の責任において、区民の不安や疑問の払しょくに向けたきめ細かな情報提供や丁寧な説明を行うとともに、さらなる安全対策や騒音対策等に積極的に取り組むよう、国に対して強く求めてまいります。

令和元年8月8日

港区長  武井雅昭