安定した財政状況である港区ですが、リーマンショック時のように景気に左右されやすい部分も秘めています。区内の地域経済を活性化させ、商店街や中小企業の皆様を元気にすることでより安定した区税収入に取り組むべきで、そのために必要な施策を積極的且つスピーディーに行うべきであります。これからもしっかりと提言してまいります。


子供達は港区の宝です。現在港区では出生数も増え、着実に子供達の数が増えています。
子供たちが未来にしっかりと夢を描けるように大人がサポートしていかなければいけないと思っております。子供たちが健やかに、そして社会の一員として他人への思いやりや社会貢献のできる人に育って欲しいと願います。未来を担う子供達への投資は惜しんではなりません。親や学校だけではなく、地域全体が協力して子供たちを見守っていくような環境の整備を図り、又、ハード面からソフト面に至るまで、より教育環境を充実させるため、教育委員会へ働きかけてまいります。


急速な高齢化に進む中、ちぃばすの整備や街のバリアフリー化等のハード面と、高齢者の方々がいつまでも元気にご自宅で楽しく生活できるようにする介護予防等のソフト面の充実を図ります。
南麻布に新たに特別養護老人ホームの建設が決定を致しました。
又、新設されたみなとパーク芝浦には介護予防センター「らくっちゃ」が開設される等、地域においては小規模多機能居宅介護施設を各地域に整備し、より高齢者の皆さんが元気に地域で暮らして頂くことを後押ししています。


私は前期より、地域で高齢者の方々が自らの豊かな経験を生かし、元気に活躍をされる港区シルバー人材センターの支援を区に要請してまいりました。
指定管理者制度により、一時期はシルバー人材センターの仕事が減ってしまう状況が続きましたが、議会として区に強く要請をして、港区シルバー人材センターの仕事が確保されるようになりました。
これからも生涯現役として地域で元気に活動をして頂けるように、しっかりと港区シルバー人材センターの支援させて頂きます。


これからの高齢化時代を乗り切るには、医療や介護、それぞれが連携をし、地域を守っていくしか道はありません。そのためには医師会、歯科医師会、薬剤師会と介護事業者がしっかりと連携をしていかなければなりません。知己包括ケアシステムの構築に向けて、しっかりと取り組んでまいります。


町会・自治会等を通して長い間港区を支えてきて下さったのは、中小企業や商店経営者の方々であります。大変厳しい経済状態の中で必死に頑張っていらっしゃる経営者の方々をしっかりとご支援することは、行政として当然のことと思います。
これからもしっかりと中小企業、商店街の発展のため、全力で取り組んでまいります。
又、区に新たに観光施策担当課を設置して頂き、観光客が港区内を周遊するようにして地域の活性化へつなげていきます。


港区はつい数年前まで都内ワースト1の待機児童数を抱えておりました。
しかしながら、平成26年4月には45名まで待機児童を減らし、平成27年4月にはさらに待機児童が減少することになりました。
この問題は今期4年間で解決出来た話ではなく、平成20年頃から議論を積み重ねてきた結果であります。保育園の待機児童の解消に向けて、私は高輪桂坂暫定保育室の開設のために地域の町会長、自治会長の皆様の署名を頂戴に回り、それを持って区長に陳情し、開設に繋げました。
これからも待機児童ゼロに向けてしっかりと取り組んでまいります。
又、結婚の時期が遅くなっている社会状況の中で、子供が欲しくてもなかなか恵まれない方もいる現実があります。私は高額な不妊治療の助成等について議会で取り上げさせて頂きました。
今後も引き続きしっかりと対応してまいります。


港区内には昭和40年代に建築されたマンションが耐震化の問題を抱えています。
耐震診断を受け耐震補強をされたり、又は建て直しを検討されているお話を多数伺っております。
老朽化を考え建て直しをする検討する際に、高度地区や日影規制により現在の階数より低くしなければならない現状のマンションもあります。
東日本大震災を受け、区内建築物の耐震化をよりスピードアップしなければなりません。
官民協力体制を取り、あらゆる方法を用いて積極的に推進し、このような問題にしっかりと取り組んでいかなければなりません。
又、2020年のオリンピック・パラリンピックの開催に向け、電線の地中化を促進していかなければなりません。問題である電信柱に付けてあるトランスの処理をどうしていくか。
街づくりとしてしっかりと取り組んでまいります。


私は高齢化していく地域の担い手として、学生が地域へ出て活躍することが必要ではないかと考えておりました。東海大学さんにご相談をさせて頂いたところ、ご理解を頂き、「高輪共育プロジェクト」として、東海大学の学生さん達が地域で大活躍をしています。
又、東海大学さんと港区が連携協定を結び、色々な施策に取り組むようになっています。
大学内で地域の子供達が学び、遊ぶ、「高輪子どもカレッジ」も始まります。
このような動きが区内の各大学へも浸透していけば、より素晴らしい港区に繋がっていくことと思います。
これからも東海大学さんと連携し、しっかりと地域の課題に取り組んでまいります。


歴史ある港区の街並みをどのようにして守っていくべきか。
地域の住民がそれぞれに自分達の住む環境をしっかりと考え、守っていくべきと考えます。
港区まちづくり条例は、それをお手伝いしながら、最終的には地区計画をかけていくものであります。
昔ながらの住宅街に歴史的景観に配慮した再開発により、メリハリの効いた地域を作っていくべきと考えます。


2020年オリンピック・パラリンピックの開催が決定し、より区民のスポーツ熱を上げていかなければなりません。又、港区内の子供達からオリンピック選手を誕生させる夢を叶える努力もしていくべきです。
みなとパーク芝浦が完成し、六本木と高輪にスポーカルも開設されましたが、今以上に区内のスポーツ環境の整備を進めていくべきであり、しっかりと取り組んでまいります。


高齢化が進む町会・自治会等への区民参加をいかに進めていくかが重要な課題です。
又、地域の学校やボランティア等の協力を得ていくことも必要と考えます。
そういった力を借りながら様々なイベント等を通じ、地域の輪を広げていくことが必要なのではないでしょうか。


東日本大震災を教訓とし、引き続き港区としての防災対策の見直しをしなければいけないと考えます。あの日、私達の生活する港区がどのような状態であったかをしっかりと検証し、90万人の昼間人口を抱える港区として、20万人を超える港区民の安全・安心を守っていくことにしっかりと取り組んでまいります。